注文者判別

お得意様や、ブラックリストなどの登録が行える機能です。

あらかじめ、速販C2の全般設定画面にて、顧客情報を登録しておくことにより、受注データを取り込む際に、同一の注文者であるか判断し、受注データに自動でマークを付与させることができます。

▶(1)全般設定画面にて注文者判別マークの登録を行う

▶(2)マークが付与されるタイミングについて

▶(3)付与されたマークの確認を行う

▶(4)便利機能-取り込んだ受注データの情報を基に、マークの登録を行う-

▶(5)その他-細かい仕様について-

(1)全般設定画面にて注文者判別マークの登録を行う

注文者判別マークの登録方法は複数ありますが、まずは基本となる、全般設定画面にて注文者判別マークの登録を行う方法をご案内します。

  1. 連携サービス一覧にて、「注文者判別」を有効にすると、設定画面に「注文者判別」の項目が追加されます。設定画面に表示された「注文者判別」項目をクリックしてください。
    まだ顧客の登録を行っていないため、注文者判別の枠の中は空の状態です。
    顧客の登録を行うには、右上にある「追加」ボタンをクリックします。
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  2. 登録画面が表示されます。
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    共通情報(注文者情報)
    ※注文者の情報で判別します。
    配送先の情報では判別しません。
    設定で登録している
    顧客データ
    詳細
    注文者氏名 名前 「注文者氏名」と照らし合わせます。
    ※郵便番号とセットで登録をしないと判別されません。
    郵便番号
    郵便番号 注文者の「郵便番号」と照らし合わせます。
    ※注文者氏名とセットで登録をしないと判別されません。
    電話番号 電話番号 注文者の「電話番号」と照らし合わせます。
    メール1 メールアドレス 注文者の「メール1」と照らし合わせます。
    ※「メール2」では判別しません。

    判別を行える項目は、名前、電話番号、郵便番号、メールアドレスの4項目です。
    4項目すべてを登録した場合、

    1.名前と郵便番号が一致
    2.電話番号が一致
    3.メールアドレスが一致

    上記のいずれかの条件を満たした場合、このマークが付与されます。

    ※名前と郵便番号はセットです。どちらか片方のみ登録をしていても、機能しませんのでご注意ください。

    ※既に登録されているデータと一部一致している、もしくは完全一致している場合は、警告メッセージが表示されますが、登録自体は行えます。ご確認の上、登録を行ってください。

  3. 各項目を入力後、登録ボタンをクリックします。
    「注文者判別を登録しました」と表示されます。「OK」ボタンをクリックして画面を閉じてください。
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    注文者判別の登録一覧に、先ほど登録した情報が表示されています。
    登録されてある情報を編集、または削除されたい場合は、登録してある情報を選択した状態で、「編集」または「削除」ボタンをクリックしてください。
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    ※ご注意※

    先ほど、「注文者判別を登録しました」と表示はされましたが、まだ全般設定画面でその情報は保存されていません。
    そのため、この画面で「キャンセル」や右上の「×」ボタンで全般設定画面を閉じてしまうと、先ほど登録した情報が消えてしまいます。
    必ず「適用」か「OK」ボタンを押して情報を保存したうえで、全般設定画面を閉じてください。

  4. 以上が、全般設定画面にて注文者判別マークの登録を行う手順です。
    次は、注文者判別マークが何をした際に付与されるか、また、実際にどのように表示されるのかを確認しましょう。

(2)注文者判別マークが付与されるタイミング

受注データを取り込んだ際に、登録されている顧客データの条件(名前+郵便番号、電話番号、メールアドレス)が注文者情報と一致した場合、受注データにマークが付きます。
下記の操作を行った際に、注文者判別マークの付与が行われます。

●「受注取込」ボタンより新規の受注データを取り込む、または既存の受注データに対し上書き取り込みを行う。
●「CSV取込」ボタンより新規の受注データを取り込む、または既存の受注データに対し上書き取り込みを行う。

※標準形式CSVの上書き取込時は、マークの付与は行われません。新規取込時にのみマークが付与されます。
※送り状ソフト、決済システム、物流管理連携システムからのCSV取込時は、マークの付与は行われません。

(3)付与されたマークの確認を行う

注文者判別マークが付与された注文データの処理についてご案内します。

  1. 受注データを取り込んだ際、登録されている顧客データの条件(名前+郵便番号、電話番号、メールアドレス)が注文者情報と一致した場合、受注データにマークが付きます。
    注文者判別マークが付与されている受注データには、リピーターマークが表示される「R」列に道路標識のような黄色いマークが付与されます。
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  2. 注文詳細画面の、【注文詳細 > 注文者情報 > 注文者判別】の項目に該当する注文者判別マークが表示されます。
    マークにカーソルを合わせると、マークに設定してあるコメントが表示されます。
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    顧客データを複数登録しており、複数件にて情報が一致している場合は、それぞれのマークが表示されます。
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  3. 注文者判別マークの隣に表示されている詳細ボタンをクリックすると、注文者判別という画面が開き、付与された注文者判別マークの登録情報が表示されます。
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    ●編集について

    付与された注文者判別マークの登録情報を編集することができます。
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    編集後、「更新」をクリックすると更新内容が反映されます。
    一度更新すると、元に戻すことはできません。誤って更新してしまった場合は、再度編集を行ってください。

    また、すでにこのマークが付与されている他のデータにも、変更後の情報が反映されます。
    例)
    付与するマークの絵柄と、表示するコメントを編集して更新した。

    この受注データおよびそのマークが付与されていた他の受注データも、変更後のマークの絵柄になり、コメントも変更される。

    <付与条件を変更した場合について>
    名前などの4項目の付与条件を変更し、いま付与されているデータが、変更後の付与条件を満たしていない場合でも、いま付与されているマークは消えずにそのまま残ります。

    ※ただし、その注文データを、再度、上書き取り込みした場合は、マークの付与判定が再び実行されます。その際は、マークの付与条件を満たしていないため、そのマークは付与されない、という状態になり、結果的にマークが消えることとなります。

    ●確認済みについて

    注文者判別マークの内容を確認したあとは、「確認済」の状態へと変更できます。
    「確認済にする」ボタンをクリックすると、確認画面が表示されますので、「はい」を選択してください。
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    確認済となったマークには赤いチェックマークが表示されます。
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    受注データに付与されている、すべてのマークを確認済にすると、受注一覧画面の黄色い標識マークが、チェック済の印として、灰色へと色が変わります。
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    ※上書き取り込みをすると、再度、マークの付与判定が行われます。マークの再付与が行われると、確認済のマークが未確認の状態へと戻りますのでご注意ください。

    ●マークを外すについて

    同姓同名かつ同じ地域に住んでいるお客様などで、本来、受注データに紐づくべきではなかったマークを外すことができます。
    ※マークを外しても、設定で登録されている元データが削除されるということはありません。あくまで、この受注データからマークを外すだけです。

    「マークを外す」をクリックすると、確認画面が表示されます。(確認済のマークでも削除できます)
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    「はい」をクリックすると削除が完了します。星のマークを削除しました。
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    ※受注データに付与されている注文者判別マークをすべて削除すると、受注一覧画面に表示されていた黄色い標識マークが消え、リピーターマークが表示されます。

(4)便利機能-取り込んだ受注データの情報を基に、マークの登録を行う-

受注一覧画面にて、すでに取り込んだ受注データの情報を基に、マークの登録を行う方法をご案内します。

  1. 受注一覧画面にて受注データを1件選択し、【右クリック > 注文者判別 > 注文者判別登録】をクリックします。
    (受注データを複数件選択している状態では、注文者判別登録はクリックできません)
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  2. 注文者判別マークの新規登録画面が表示されます。
    選択した受注データの注文者情報がすでに入力された状態となっています。
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  3. マークの選択、コメントの入力を行い、「登録」ボタンをクリックして登録を行ってください。
    ※登録を行っても、選択している受注データへ、そのマークが付与されることはありません。注文者判別マークの付与が行われるのは、受注データの取り込みを行ったときです。

(5)その他-細かい仕様について-

以下、細かい仕様となります。

●注文者判別の登録情報は、速販C2全台にて共有されます
●注文者判別の登録情報は、バックアップファイルには含まれません。
●注文者判別マークの登録および編集を行えるのは、連携サービス一覧にて「注文者判別」オプションが有効になっている場合のみとなります。
無効になっている場合でも、注文者判別マークが付与されていることを意味する黄色い標識マークの表示はされますが、どのマークが付与されているかの確認などはできません。
●注文者判別マークに、背景色の設定は行えません。
●注文者判別マークが付与された際に、「R」列へ表示される黄色の標識マークを、別のマークへと変更することはできません。
●注文一覧画面に、注文者判別マークを表示させることはできません。注文詳細画面にて付与されたマークの内容をご確認ください。
●楽天市場から取込まれる「*@scio.co.jp」のような、先頭が「*」のメールアドレスは判別の対象となりません