自動処理

自動処理機能とは、「支払い方法が○○だったら」、「配送方法が○○だったら」など、設定した条件に該当する注文に対し、下記操作を自動で行う機能です。

受注取込時、または、ステータス変更時に、下記処理を行えます。
・条件によりステータスへ振り分け
・条件によりメールを送信
・条件によりマークを付与
・条件によりメモへ書き込み

▼ 自動処理でできること

▼ 設定方法

▼ 利用方法

▼ よくある質問

自動処理でできること

下記のように、注文内容によって受注の処理フローは異なります。

・「楽天市場の後払い注文」のみ「楽天後払いステータス」にステータスを移動している
・「離島判定された注文」が発送済みステータスに移動した際、通常の注文とは異なる「発送のお知らせメール」を送信している

特定の条件の注文を抽出するため、注文の情報を目視で確認する、検索機能を利用するなど、様々なルーチンワークを行っているかと思います。
自動処理機能を利用することで、あらかじめ条件を登録した受注データをシステムが自動で検出し、必要な処理を自動で行ってくれます!
確認の手間、作業を行う手間が格段に減ります!

設定方法

【全般設定>サーバー設定(パスワードは”sokuhan”の7文字です)】内の自動処理にて設定します。
「自動処理を行う」にチェックを入れ、自動処理条件を作成し、C2サーバーへ設定情報をアップロードすることで自動処理機能を利用できます。
「自動処理を行う」には、デフォルトではチェックが入っていません。

■設定項目詳細
●一覧画面

項目名 内容
新規 新しく自動処理を登録します。最大20個まで登録できます。
※登録上限数をアップすることも可能です。
詳しくは、速販サポートまでお問い合わせください。
編集 登録した自動処理の内容を編集します。
削除 登録した自動処理を削除します。
複数件まとめて選択できます。
有効にする、無効にする 登録した自動処理の有効/無効の状態を変更できます。
複数件まとめて選択できます。
上/下へ移動 登録してある自動処理の順番を変更します。
上から順番に評価する仕様のため、評価順に影響があります。
▼ 評価順の詳細について
アップロード C2サーバーに自動処理の設定情報をアップロードします。
●登録画面

登録できる自動処理条件は20個までです。
※登録上限数をアップすることも可能です。詳しくは、速販サポートまでお問い合わせください。
※「注文の条件」の設定数については制限はありません。

項目名 内容
自動処理名 自動処理の登録名を入力してください。
自動処理を実行した際、履歴情報内に実行した処理の登録名が表示されます。
有効にする チェックを入れると、自動処理が有効になります。
登録だけしておき、実際には利用したくない場合は、チェックを外して無効状態にしてください。
デフォルトではチェックが入っていません
トリガー
(きっかけ)
自動処理を行うきっかけを設定します。
受注取込またはステータス変更のどちらかを選択してください。
ステータス変更の場合は、ステータス名も選択してください。
注文の条件 自動処理の対象となるデータの条件を設定してください。
設定できる項目は、下記24項目です。
「ECサイト」、「支払方法」、「配送方法」、「送付先都道府県」、「注意マーク」、「リピーター」、「注文者判別」、「マーク」、「備考」、「社内メモ」、「メモ」、「メモ2」、「メモ3」、「メモ4」、「メモ5」、「カード与信」、「送り状番号」、「商品番号」、「商品名」、「ラッピング有無」、「ラッピング名称」、「ラッピング種類」、「のし有無」、「選択肢」
処理 行う処理を設定します。
設定できる処理は、下記4種類です。
「ステータス変更」、「メール送信」、「マーク付与」、「メモ書き込み」
ステータス変更の場合は、ステータス名を選択し、メール送信の場合は、送信するメールテンプレート名を選択してください。
マーク付与の場合は、付与したいマークを選択し、メモ書き込みの場合は、書き込みたい情報を設定してください。
確認しないで自動処理を行う 条件を満たした注文があった場合、処理実行前に、処理を行うかどうか選択する確認ダイアログ画面が表示されます。

「確認しないで自動処理を行う」にチェックを入れると、確認ダイアログを表示せず、処理を必ず実行します。
デフォルトではチェックが入っていません。

■処理の評価順、再評価について

自動処理は、複数の処理を登録してある場合、登録してある上から順番に評価し、実行します。
処理を実行後、登録されている条件を満たしたデータがあるか、また上から再確認していきます。
また、再評価時、同じ処理は二度繰り返さない仕様です。

例)
処理4を実行⇒処理2を実行⇒全処理終了、となるパターン。

  1. 上から評価していき、4番目に登録してある処理条件を満たしていたので実行。
  2. また上から再評価。4番目の処理を実行した結果により、今度は2番目に登録してある処理が条件を満たしたので実行。
  3. また上から再評価。また、4番目の条件を満たした。ただし、この場合は、すでに実行した処理なのでループ制御がかかり、4番目の処理は行われない。
  4. 他に条件を満たしているものが無い場合、処理終了。
    「メモ書き込み」、「マーク付与」の処理が行われた際は、そこで自動処理が終了し、再評価は行いません。(無限ループのリスクを回避するためにこのような仕様になっています)

ご利用方法

登録した自動処理の条件を満たした注文がある場合、自動で処理を実行します。
「受注取込」をトリガー(きっかけ)にした処理は、受注取込ボタンから受注データを取り込んだときのみです。
CSV取込ボタンからの取り込みや、上書取込をした際には処理は行われません。

また、新しく条件を登録した際は、確認ダイアログ画面を表示する設定にし、正しく条件が判別され処理が実行されることを確認することを推奨します。

自動処理実行時は、履歴情報タブ内に実行した処理内容が記録されます。

■自動受注取込をご利用の場合

自動受注取込をご利用の場合、該当する注文データが「自動受注取込」ステータスに取り込まれた時点では、「受注取込」をトリガー(きっかけ)にした処理は実行されません。
受注取込ボタン>該当サイト を選択してダウンロードを行い、該当サイトのデータが自動受注取込ステータスから新規受付ステータスへと移動した際に自動処理が行われます。

●よくある質問

◆ステータス変更時、ECサイト側のステータス変更も自動でできますか?

ECサイト側のステータス変更はできません。
自動処理でのステータス変更は、速販内のステータス変更のみ行います。

サイト上のデータを処理済やキャンセルへと変更したい場合は、自動処理は利用せず、ステータス変更ボタンより行ってください。

◆メール送信をトリガー(きっかけ)とし、特定のステータスへと移動できますか?

自動処理機能ではできません。
メールテンプレートの設定で、「このメールを送信した後、注文のステータスを○○に変更する」という設定がありますので、メールテンプレート側で設定してください。
▶ メールテンプレートを作成する

◆特定のサイトの、支払が済んでいない注文に目印を付けたい

下記、設定例をご紹介します。
「受注取込時、Yahoo!ショッピングの支払待ちの注文へ自動的にマークを付与する」という設定です。

設定例)
条件:すべてに一致。[カード与信]に「支払待ち」を含み、[ECサイト]が「Yahoo!ショッピング」

◆名入れ注文への注意を促したい

受注取込時、「”名入れ希望”の注文を見逃さないように注意したい」といった場合は、メモにその情報を自動で書き込むことができます。

設定例)
条件:すべてに一致。[ラッピング有無]が「希望する」

◆他の担当者への連絡を自動化したい

複数の担当者で処理を進める際、「”チェックお願いします”という情報がメモに書き込まれている注文を確認したい」という場合にも、自動処理機能を活用できます。

設定例)
条件:すべてに一致。[メモ]が「チェックお願いします」と一致する

◆全てのデータに対して処理を実行したい

「特定のステータスに移動した全てのデータに対してメールを送信する」というような設定をしたい場合、全注文を指定するという条件の設定がありません。

下記のように、全ての注文が当てはまるような設定をしてください。

設定例)
条件:いずれかに一致。リピーター、リピーター(キャンセル履歴あり)、非リピーター